Nプロジェクト
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【Nプロジェクト】大阪・関西万博プレイベント3日目
2025.02.19
大阪・関西万博プレイベント3日目
高校2年生 山口さん
はじめは、自分がこんな所でうまく発表が出来るかとても不安で、緊張していました。しかし何回か他の人に伝えることで慣れてきて、自然と緊張と不安がなくなったように感じました。そんな中、ゆうちゃみさんに選ばれプレゼンすることになりましたが、比較的緊張せず堂々と自分の伝えたいことを伝えることができものすごく嬉しかったです。(サインももらえたし)
他にも東京大学の院生の方や関西原子力懇談会の方など様々な人たちと交流することができました。
普段じゃ絶対関わることのできない人たちと関わることができ、自分にとてもいい刺激になりました。それによって自分のコミニケーション能力とプレゼン能力が大きく成長したと感じています。
本日3日目を迎え、昨日までの生徒の様子や訪問していただいた方からのお声をもとに、Nプロジェクトの意義を振り返ってみます。
あらためて
Nプロジェクトの活動目的は「科学に理解ある社会つくり」にあります。
日本の中等教育、とくに高校では「文系/理系」を選択して学ぶ学校が多く、比率は文系6:理系4あたりの学校が多いのではないでしょうか。
そして文系に進んだ生徒は科学に触れる機会が減少し、「知らないから興味がない」と、ますます縁遠い存在となっていきます。
『先端科学×大阪高校』
2,000名の生徒、文系/理系の比率、一般的な学力層。
ここには、「先端科学と市民の間の溝」を投影することができます。
つまり、学力のボリュームゾーンである生徒が科学に少しでも興味を持ち、学んだ知識を元に「自分で判断できる」生徒を育成していく教育のチャレンジが重要だと考えています。
そして、その目的に沿って活動対象となったのが中村秀仁氏の母校、大阪高校です。
一般的な講義形式だけでなく、クイズを使って時には身体を動かし学ぶことで生徒が参加しやすい学びを展開しています。先端科学という難解な題材、その中でもセンシティブな放射線について楽しくインプットする工夫を凝らしてきました。
また、そこで得た知識を一般の方々へ自分の言葉でアウトプットする経験が生徒の自信や更なる学びのトリガーとなって、「インプット→アウトプット→さらなるインプット・・・」の主体的な学びのスパイラルが発生します。
アウトプットに使うツール「手書きのスケッチブック」にこだわることで、
一つ一つの言葉を大切にし、色やレイアウト、個性と人柄がみえる相棒として発表を彩ります。
この活動を通して、生徒達は
・誰かに話すことで自分の知識の幅を実感したので、次はもう少し調べたい
・小さい子にかみ砕いて説明するためのスケッチブックを作りたい
・人に話すことの苦手意識がなくなって、今までの自分とは変わった
アウトプットの場が生徒にとって大きな舞台、アウェーな環境であればあるほど教育的効果が増幅することを実感しています。
明日、最終日はステージでの発表を行います!
最後まで駆け抜けます!!