科学の発展により私たちは世界の理解を深め、社会や環境、医療など様々な課題に対する 解決策を見つけ出し、豊かさと便利さを享受してきました。 そして、これからも科学と共に歩んでいくからこそ、学生のうちから基礎的な知識や理解、 適切な判断力を磨く必要があるのではないでしょうか。

先端科学と高校生の接点は、単発的な講演会やイベント、理系の生徒を対象とする講座など、極めて限定的な機会は多く見受けられます。しかし、令和５年４月より本校が総力挙げて開始した『N プロジェクト』は、先端科学と『文系や理系の枠を超えた総勢2,000 名以上の生徒及び教職員』の融合を図る、世界初の非限定型人材育成プロジェクトです。既存の教科や教科書の枠組みにとらわれない先端科学との接点を、年間を通じて継続的に持つことで、本校で科学的リテラシーを育んでいきます。

このプロジェクトでは、本校卒業生の中村秀仁先生（京都大学助教）が推進する研究のキーテクノロジーの一つである「放射線」を核として先端科学に触れていきます。大阪高校教職員のみならず保護者や地元相川地区の住民の方々、その他の団体がスクラムを組んで、これまでにないスケールで展開する『Nプロジェクト』をお楽しみに！！！