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【Nプロ】吹田市立津雲台小学校での授業
2025.11.18
今回の舞台は『吹田市立津雲台小学校』 です。
3年97人3クラス・4年112人3クラス…「気象について学ぼう」
5年109人3クラス・6年105人3クラス…「身近な放射線について学ぼう」
2コマの授業時間をいただきました。

朝9:00 桃山台小学校から中1日、重複するメンバーもいれば初めて参加する生徒もいて小学校の体育館は独特の緊張感が漂っていました。
授業開始までの時間、班で集まり授業で作成する風向計の手順を再確認したり、スケッチブックを見せ合い手直ししたりと最終調整に余念がありません。
この日は原子力産業新聞社の方が引き続き取材に来られ、体育館に一部ではありますがこれまでのスケッチブックを並べて生徒との集合写真を撮ったり、ドローン飛ばして動画を撮影したり、これまでにない取材で生徒たちも盛り上がりました。

まず、3・4年生への「気象」の授業です。
中村先生と校長先生の遠隔授業で各クラス一斉に学びをスタートします。

その後、「近くにいる高校生のみんなと一緒に学んでね!」
中村先生から振られると、生徒たちは各班に分かれて一緒に「風向計」作りがスタート。

風や天気についてクイズをする班、風向計の作り方を分かりやすく書いたスケッチブックで一緒に作る班、それぞれの方法で完成に向かっていきます。
お互い助け合う小学生と優しく寄り添う高校生が楽しそうに作業する様子が微笑ましかったです。

「気象」授業終了後、少し長めの”業間休み”を利用して作った風向計を持って全員で集まりました。
小学校が用意して下さった大型扇風機数台を一気に稼働させて風を送り、風向計を使う試みにチャレンジ。
大きな大きな扇風機が回り始めると、近くにあったスケッチブックがめくれ上がるほどの風が生徒の間を抜けていきます!
小学生は風向計を頭にのせて大喜び。
五感を使って学ぶっていいですね♪


続いて、5・6年生に向けた「身近な放射線を学ぼう」の時間です。
センシティブな対象を身近な存在に変えるクイズを用意しました。お互い競い合い、正解が発表されるたびに一喜一憂して盛り上がる児童の楽しそうな声が廊下まで響いていました。
また、高校生の工夫もバージョンアップしていて、クイズ大会の景品としてハロウィンの折り紙を配ったり、太陽と虹の小道具を持ち込んで授業を展開したりするなど随所に新たな工夫が見られました。
授業終了後のミーティングでは、車座になって生徒の振り返りと発表を行いました。
「3年と5年を担当してみて、全員乗り気で進めやすかった!少しペース配分が悪かったので次なおしていきたい」
「昨日の夜から楽しみだった。スケッチブックをギリギリまでやってよかった。今日、低学年がキャッキャッ言っててかわいかった!」
「なかには放射線のことを知っている子もいたけど、多くの子は全然知らないので、いかに自分たちが伝えられるかもっと準備してやっていきたい」
「私たち大高生が楽しそうにしていたのがよかったし、自分も楽しく参加できた

すると生徒の声を聞いた、津雲台小学校の先生から
「今日は体育祭の次の日にも関わらず、子どもたちのことを想ってたくさんボードを作ってくれて感謝しています。子どもたちも『放射線のことを知れて楽しかった!』と言っていたので、次回も頑張ってください」と思いがけないお言葉をいただきました。
さらにさらに桃山台小学校の校長先生も
「2日前の課題を短い期間で色々と調整して臨まれたのが伝わってきて、感動しています。すばらしい!ほんとに・・・」
とお話をいただき、2日前と比べて成長した生徒の姿に途中で涙される場面がありました。
生徒も驚きと同時に、自分たちのことをそんな風に見てくれて嬉しそうでした。
最後に、次回の佐竹台小学校、千里たけみ小学校の校長先生から激励の言葉をいただき、楽しい楽しい1日を終えました。
貴重な機会をいただいた『吹田市立津雲台小学校』の皆様、本当にありがとうございました




