探究コースでは学校から外部に出ることで得られる学びの機会を多く利用しています。

コロナの影響のなかった昨年度は留学生が学校を訪問する機会も多くあり、ベトナム・台湾・ネパール・アメリカなどの留学生と交流を通してそれぞれの文化背景や世界の現状について学びました。

さて、今年度はみなさんご存知の通りコロナ禍の影響で例年通りとはいきませんが、そんな中でも色々と挑戦をしています。

今回は英語の授業の紹介をいたします。探究コース1年生は1月15日(金)、2年生は18日(月)に梅田のECC国際外語専門学校を訪れました。  

ここでは大阪府の主催する語学・異文化学習プログラムを受けることができます。専門の施設で英語母語話者の講師と留学生のサポートの元、目的にあった複数のプログラムを選ぶことができます。

1年生は2学期に取り組んでいた「英語劇」…ジェスチャーや身振りを含めた英語での表現方法の実践、を継承する形で「英語で異文化体験」プログラムを体験。世界のお祭りや観光地を紹介するスクリプトを考え、グリーンスクリーンの前で録画、現地動画と合成する体験をしました。動画に合わせて動きを考えたり、映像に合ったセリフを考えたり、と英語を使って楽しい時間を過ごすことができました。

2年生は「グローバルミッションコース」を体験。昨年度から様々な教科で取り扱ってきたSDGsを身近に引き寄せて英語で考えるセッションが印象的なプログラムです。SDGsに数えられる17のゴールのうちのひとつに注目し「自分が今・ここからできる事」を考えます。

どちらのプログラムもサポートをしてくれるのはECCの留学生です。多くは東南アジアからの留学生で、全員が少なくとも母語、英語、日本語のトライリンガルです。大阪高校はこの「グローバル体験プログラム」が始まった年から継続的に参加していますが、留学生の優秀さにはいつも感心させられます。

 

 

 

 

 

大阪高等学校では学内での学びを大切にしながら、生徒たちがいずれ出ていく社会での自己イメージを実体験する“stepout”の取り組みを外部の協力を得ながら模索しています。