大阪高等学校 学校法人 大阪学園

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【Nプロ】在大阪・神戸米国総領事館との国際共同活動を始動

在大阪・神戸米国総領事館との国際共同活動を始動したNプロジェクト
朝8時、南千里駅を降りると、鉛色の雲のすき間から青空がのぞき、冬らしい凛とした風が身体を通り抜けていきました。駅から歩くこと約10分、閑静な住宅街と紅葉の美しい公園を抜けると、今回の舞台となる吹田市立佐竹台小学校が見えてきます。
校内に入ると、児童たちが元気にあいさつをしてくれ、その姿に緊張の中にも「楽しみ」がふつふつとわいてきました。大高生65名は控室で授業の最終確認を進めます。スケッチブックのひもを引くと答えが出てくる仕掛けや、子どもたちが喜びそうな挿絵で彩られたページなど、一人ひとりの工夫が随所に見られました。
9時20分、体育館に3~6年生の児童520名が集まり、山田校長先生のごあいさつの後、いよいよNプロジェクトによる学びがスタートしました。

アメリカ総領事館からのゲストと「アメリカクイズ」
はじめに全員でフリップを用いて「アメリカクイズ」に挑戦しました。
「ん?」と思われた方は、Nプロジェクトの“通”かもしれません。
今回の活動は、STEAM教育の先進事例としてNプロジェクトを高く評価してくださっている在大阪・神戸米国総領事館の後援のもと、実施いたしました。そうです、ついにNプロジェクトは国際共同活動の段階にまで達したのです。立ち上げからわずか3年、多くの生徒たちのワクワクする気持ちがついに国境を越えて広がりました。記念すべき取り組みの第一弾として、科学クイズに入る前に、特別ゲストとして在大阪・神戸米国総領事館のワリド・ザファル広報文化交流担当領事よりご挨拶を賜りました。ザファル領事は、米国国務省東アジア・太平洋局広報文化外交デスク・オフィサーとして、教育プログラムを通じた日米関係の深化に貢献されています。お忙しい中、会の冒頭で児童に向けて「挑戦を後押しするメッセージ」をいただき、その後は各授業の様子も見学していただきました。Nプロジェクトは、「科学を対話の材料とする」活動として、地域の方々や教育関係者に加え、小学生への授業も行うアウトプット型教育の新たなステージに進みつつあります。その中で使用するスケッチブックは、科学(Science)と芸術(Art)が融合した媒体としても注目され始めています。

万博マスコットとNASA
探査機のクイズ

体育館でのクイズでは、大阪・関西万博のアメリカ館公式マスコットとして人気を博し、まもなく250歳の誕生日を迎える「スパーク」ちゃんや、NASAが土星の衛星タイタンへの打ち上げを予定している探査機を題材に、大いに盛り上がりました。会場は熱気に包まれ、マイクを使って大声で「一生のお願い」と呼びかける中村先生や、大阪・関西万博でもご一緒させていただいた在大阪・神戸米国総領事館の広報スタッフ阪田様の声さえもかき消されるほどの活気に満ちていました。


写真:メディア取材のもと、壇上前で「一生のお願い」を呼びかける中村先生と、在大阪・神戸米国総領事館の広報スタッフ阪田様

ここで1問!
「NASAが開発中の探査機の名前はどちらでしょう?」
A)ドラゴンフライ
B)ドラゴンボール
児童たちは、楽しみながらも真剣に考え、元気よくフリップを上げて答えていました。

各教室での「気象」「放射線」授業
体育館での全体プログラムの後は、各教室に分かれての授業です。
9時45分からは3・4年生を対象に「気象」の授業、10時40分からは5・6年生を対象に「放射線」の授業を行いました。
授業後の振り返りでは、生徒たちから次のような声が上がりました。
・「8時間かけて作ったスケッチブックをしっかり使うことができ、自信になった」
・「盛り上がりやすい班だけでなく、静かに聞く班など、それぞれの特徴に合わせて対応を変えられた」
・「班長としていろいろな子をサポートできて、全体として楽しい授業ができたと思う」
今回、プロジェクトに手を挙げた65名の中には、初めて参加する生徒、人前で話すことが苦手だけれども一歩踏み出した生徒、リーダーとして班をまとめることに挑戦した生徒など、それぞれ違った意味を持つ挑戦がありました。




感謝と今後に向けて

このような貴重な機会をいただいた吹田市立佐竹台小学校の皆さま、そしてご尽力いただいた佐竹台地区自治会連合の吉田会長に、心より感謝申し上げます。また、当日の様子をご視察くださいました吹二地区自治会連合の岡本会長、吹田市議会議員の井口様、林様に対し、厚く御礼申し上げます。

写真:左から、会場に駆けつけてくださった佐竹台地区自治会連合の吉田会長、在大阪・神戸米国総領事館のザファル領事、吹田市議会議員の林様、吹田第二地区自治会連合の岡本会長、吹田市議会議員の井口様です。

 Nプロジェクトにおける新たな学びのアウトプットの舞台は、地元の皆様の見えないご尽力によって支えられ、生み出されています。本校は今後も、社会とつながる実践的な学びを通して、生徒たちの主体性と可能性を引き出す教育活動を推進してまいります。

 

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