今年度初めて実施している探究コースの海外研修は英語のクラスを基調としながらも、滞在先のSunway大学が総合大学である強みを生かし、

様々な学部での学びを経験しています。今回はそのいくつかを紹介いたします。
　　

ホスピタリティー学部
ホテル・観光業も手掛けるマレーシア指折りの複合企業であるSunwayグループの教育部門が運営するSunway大学ですが、

観光の業界で世界的に通用する人材を育成するホスピタリティー学部にお邪魔しました。
施設の一部には本物を模したホテルのチェックインカウンターなど一式、客室やレストラン、バーなどが並び、模擬授業が行われています。

今回は世界的に広がりつつある電気でのコーヒーの焙煎と抽出、そして持続可能なコーヒー豆など農産物の流通について学びました。

最新の技術で目の前で焙煎し、挽いた豆から抽出したコーヒーを(本当は数日寝かしたほうがおいしいそうです)試飲させてもらいました。

生徒からも鋭い質問が飛び、大変興味深いワークショップとなりました。
  

芸術学部/パフォーミングアーツ

今回は演劇を主として対象とする学生さんとコミュニケーションのワークショップを受講しました。演劇において「セリフ」は大切だが、

言語に拠らない表現も大変重要であり、体の動き、声の大きさ、目線等を使った意図の明確な伝達、周りを見回す集中力などについて学ぶ機会を得ました。
普段の生活においてもとても役に立つであろうコミュニケーションの本質に触れるセッションでした。
 　 　
英語の授業でも学部の体験授業でもまたは日常の学生さんとの交流においても、生徒が提示された情報をすべて理解することは不可能です。

そんな中でも呼びかけや言葉に反応し、質問し、わからないことは確認する生徒たちは本当にたのもしく、現地の講師たちからもその積極性について

「こんなに反応する日本人ははじめて！」と驚かれています。

こちらを読んでくださっている方の中には、海外留学というと北米やヨーロッパ、オーストラリアを思い浮かべる方々、また、マレーシアや東南アジアというと遅れている、というイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。確かに日本のGDPはいまだに世界3位、景観の清潔さ、上下水道他インフラの整備などは他国と比べようがないほどです。
しかし同時にアジア各国の経済成長、近代化の勢いはすさまじいものがあり、若い時期にこれらの若い勢いの中に揉まれて学び、生活することは様々な意味で有益なものだと言えます。
つきましては来たる3月18日13時より、大阪高校の生徒・保護者を対象に、海外進学に関する説明会を実施しますので、学内の方はClassiよりご確認いただきぜひご登録のうえお越しください。