本日24日、8回目のスタディーミーティングを実施しました。今回は染織の実習です。実際に体と頭を動かして、物を作る過程を体験しました。講師は大阪芸術大学で染織を専門に研究していらっしゃる梅崎 瞳さん。

簡単な染織の基礎講義の後、絞り染め、と呼ばれる方法での染織を体験しました。木綿のトートバッグに輪ゴムと紐で染まらない部分を作り、それが模様になるとのこと。皆結果をあれこれ考えながら楽しい作業でした。今回の染料はヤマモモとログウッドの2種類。これを3種類の媒染液で定着させるのですが、アルミ、銅、鉄、それぞれで全然違う染め上がりに驚きました。

 

 

染織は文化であり、化学であり、芸術であり、これを製品にするならばそこに経営や流通の知識も必要。今回染めたトートバッグも、染織以前に梅崎さんが前処理を施してくださり、その前に縫製し、布にし、糸にし、綿花を育てた人がそれぞれにいる。１つのことを掘り下げると結局多くのことに繋がるということに気付く、大変良い学びの時間でした。