2025年12月11日（木）「自由研究」代表者発表会

第1学年文理コースの夏期課題であった「自由研究」 に関して代表者発表会が行われました。
文理コースのテーマである「感性を鍛える」 のもと、生徒たちは夏休みという比較的時間の融通が利く期間を活用し、「自らの興味・関心に基づく具体的な活動と調査」 に取り組みました。そして2学期の情報授業で各自がスライドを作成し、クラス内発表をしました。
今回は、そこで選ばれた代表者の発表でした。

 

夏休み：「興味・関心」を追求

この自由研究は、生徒が「自分が何を学びたいのか、何を知りたいのかを明確にした上で行う（仮説と検証）」 ことを重視しています。
夏休み期間中には、生徒全員が普段の担任との面談とは別に、文理コースの先生方と自由研究のテーマ設定や進め方について面談を行い、それぞれの研究を深めていきました。

 

2学期：磨き上げられた「考察力」

夏休み中に検証した内容を元に、生徒たちは2学期に入ってからの情報の授業でPowerPoint資料を作成し、クラス内で発表を行いました 。その中から選ばれた代表者が、今回、文理ブロック生徒の前で自身の研究成果を発表しました。

代表者の発表は、単なる活動報告に留まらず、調べたことをきっかけに、それぞれの視点で異なる分野の課題にまで広がる深い考察が展開されていました。

 

✨ 最優秀発表：「どう生きるか」に着目した深いテーマ

最優秀発表に選ばれたテーマは、**『死に方は選べないけど、生き方は選べる』**でした。

この研究では、日本における尊厳死の法整備の現状を整理しながら、尊厳死が認められていないからこそ、「どう生きるか」という本質的な問いに着目。心理学のマズローの5段階欲求を軸に据え、生き方を深く考察する内容でした。高校生らしい、身近な問題から社会の大きなテーマへと視野を広げる発表でした。

大阪高校文理コースでは、今後も生徒たちが「世界から『おもしろさ』を感じ取る力を高め」、充実した人生を送るための力を養う教育を推進してまいります 。