進路の場
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*祝*近畿大学(私立)合格!~進路体験記⑧~
2020.01.28
進路体験記第8回目は、
* 近畿大学総合社会学部 合格 *
文理特進コース(文系) 中尾天丸くん
にインタビューをしました!
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Q.近畿大学へ公募試験で見事合格をしましたが、1~2年生の時はどのように過ごしていましたか?
入学当時は「公立高校に落ちた自分に大学は無理だ・・・」と思っていて、野球部と高校生活を楽しもう、くらいにしか思っていませんでした。進路の授業でクラス全員が”大学進学を希望する”に手を挙げたので、驚きながら周りに合わせて手を挙げたのをよく覚えています。
そんな大学進学を考えていなかった僕ですが、1年生の時は、何故か「成績によっては”特待”が無くなるかも」と勝手に思い込んでいたので、「それはまずい!」とテスト勉強や文理の進級に関わると言われていた検定の勉強を、部活と両立しながら頑張っていました。そのおかげで英検・漢検では3級を取得し、テストでも成績はよかった方でした。そこから「大学を目指して行けるのでは・・・?」と考えが変わって行きました。
2年では、部活がより忙しくなって勉強に手が回らなくなっていました。しかし、当時の英語の担当の先生方が「受験に役立つ」と英検に力を入れていて、僕も野球部という勉強に関してのハンデを補ってくれると思い、評定平均を下げないことと共に英検2級を取ることを目標にしました。2年の最初の英検で準2級を、3回目の英検で2級を奇跡ながら獲得することが出来ました。これが後々大きな助けになりました。
Q.3年生になってからの様子を教えてください。
3年では家の経済事情や、自分に目標や将来の夢がないこと、英語が苦手という理由から、自分が行こうと思える産近甲龍以上の大学には行けそうもない状態でした。大学を諦めて公務員を目指そうと思い勉強をして、その一環として大原の公務員コースに滑り止めとして合格しました。
ただ、夏休みの途中で大学進学を諦めきれず英検2級が使える大学を調べてみると、関西大学など有名大学の名前がありました。受験での実用性もあってこれは諦めるにはまだ早い!と思いました。「産近甲龍以上落ちたら大原で公務員」と腹をくくり勉強を始めました。
あくまで”一般入試”覚悟でやっていたので、近大しか英検が使えない”公募推薦入試”を使うことは、あまり深く考えていませんでした。ですが2学期になって国語が急激に伸びだして「これなら公募でも行けるんじゃないか」と思い、難しいと言われたものの滑り止めは無しで近大1本で受けました。
Q.近大1本!と決めてから、具体的に取り組んだことはありますか?
一応1ヶ月位、塾で古典は勉強していました。 これ以上親に迷惑はかけられないと思い、「一般まで行ったらまずいぞ・・・」と不安と緊張でいっぱいでした。
Q.合格した時はどんな気持ちでしたか?
合格していた時は緊張から解き放たれた気持ちでした。
Q.合格した今、何を目標にしていますか?また現在取り組んでいることはありますか?
今の目標は、この学部を目指すきっかけとなった政治・経済を筆頭にしっかりと学び、もっと将来の道を広げて自分が本当にやりたいと思えることを見つけることです。
★後輩へのメッセージ
将来の夢もない目標もない模試では「E判定」で、野球部で勉強する時間も少なかった僕が合格出来た要因のひとつは、今後のために今自分が出来ることをとりあえずでもやっておいた、ということです。もしかしたら英検が使えるかもしれない。もしかしたら評定が必要かもしれない。そんな漠然とした理由で取っておいたものが、今となって大きな助けとなりました。だから、皆さんも今出来ること精一杯やってください。そして今は色々な形の入試があるので、無理に自分の苦手と向き合わなくていい方法を探して選んでみてください、もしかしたら英語が出来なくても、英検を使って得意な国語だけで受かった僕みたいに自分が圧倒的に有利な入試が見つかるかもしれません。
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入学時から卒業時で、気持ちも進路も大きな変化を遂げた中尾くんの進路体験記でした。
「E判定」「部活動で忙しい」というところに共感する後輩の皆さんは多いかもしれません。ですが、中尾君のように「今自分ができることをとりあえずでもやる」姿勢でいると何かに繋がるかもしれない、そんな希望を見せてもらえました!
また、次回の更新をお楽しみに~(^^)/