進路体験記第4回目は、

＊ 兵庫県警察 合格 ＊
文理特進コース（文系） 前川歩夢さん

にインタビューをしました！

 

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Q．それぞれの学年で目標にしていたことや、その為に取り組んでいたことは何ですか？

　1年生の頃は漠然と公務員を目指そうかなと考えているだけでした。具体的にこの職業に就きたいとかそういった夢はなく、その中で唯一はっきりしていたのは、”やりたい事がない状態でお金をかけて大学に進学して、嫌いな課題やテストに追われる時間はもったいないな”という気持ちでした。ですが、やはり公務員という道はどの職業にしても、そう簡単な道ではありません。1年生の私には、高校を卒業してすぐに社会に出て行く勇気がありませんでした。
そうして、結局一歩踏み込めずに時間が過ぎていき、2年生になった私は次第に焦るようになりました。そんな時、部活動で仲間達にお揃いのお守りを作ってプレゼントすると、みんなが喜んで「ありがとう」と言ってくれたことが私は凄く嬉しくて、人に喜んでもらえる仕事がしたいなと思うようになり、ブライダルプランナーの仕事に興味を持ちました。大学進学や専門学校、いろんな学校を調べて気になる学校のオープンキャンパスに参加しましたが、最終的にブライダルの道をやめた理由は、専門学校の体験授業を受けた際、素敵な仕事だなあと改めて感じたものの、実際にその仕事に就いている自分の姿を想像出来なかったからです。直感的なことではありますが、実際に自分の目で見て、雰囲気を感じて、”違うな”と思いました。
　そしてまた振り出しに戻った時、親の勧めもあり、勇気が出ず諦めていた公務員の道に挑戦してみようと決心しました。

 

Q．合格した時はどんな気持ちでしたか？

　一次試験に合格した時はただただ嬉しかったです。 ここまできたら引き返せないという覚悟も出来た瞬間でした。二次試験に合格した時は、まさか本当に自分が受かるとは正直思っていなくて、驚きと、進路が決まった安心感で思わず涙しました。 二次試験の前に緊張と不安で押しつぶされそうな私に、担任の先生が”もしこれで落ちたとしたら面接官の人に見る目がないってことだよ”と励まし、背中を押して下さったことには本当に感謝しています。そんな1番近くで見守っていてくれた担任の先生や、忙しい時間の中、何度も面接練習をして下さった先生方、そしてずっと応援してくれていた家族の存在があったからこそ合格出来たと思っています。

 

Q．合格した今、何を目標にしていますか？また現在取り組んでいることはありますか？

　私は4月から警察学校に入ります。今はまだ、この選択が自分にとって正しかったのか、自信はありません。むしろ、不安しかありません。 ですが、自分で決めた道を自分の力で正解にしていけるよう、一生懸命努力したいと思っています。 弱い立場の人や大切な人を守ることが出来る、かっこいい、立派な警察官になりたいです。

 

★後輩へのメッセージ

　まずは、長い人生の中でたった3年という高校生でいられる貴重な時間を大切に過ごして下さい。 長いようで短い3年間の中には沢山の人や出来事との出逢いが溢れていると思います。人は多くの刺激や影響をくれ、経験は多くの興味や自信をくれると私は考えています。どこに自分の求めているものが転がっているかわかりません。そして、私の進路がブライダルプランナーから警察官へと180度転身したように、人生何がどうなるかも誰にもわかりません。まだやりたいことが思いつかない人は、まずはいろんな事に興味を持って実際に自分の目や耳で感じてみることから始めて下さい。いっぱい悩んで考えて考えて、それで決めた道ならきっと間違いではないです。もうやりたい事を見つけている人は、不安を抱えながらでも自分の選択に自信を持って、夢に向かって今出来ることから努力してみて下さい。私もみんなの頑張りに負けないよう新しい環境でも精一杯頑張ります！

 

★担任より

　彼女は、いつも置かれている「場」を俯瞰することができ、全体としての動きを考えながら学業にも部活動にも励んでいました。人に対して分け隔てなく接する優しさや、「こう」と決めたことはやり抜く力は、まさしく警察官にぴったりだ！と思いました。ブライダル系の進路と非常に悩んだ末、警察官の試験を受けると決めたのは結構ぎりぎりでしたが、彼女自身が持っていた力で乗り切ったことは、本当に喜ばしいことでした。目指す未来像に向かって、頑張ってほしいと思います！

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悩みに悩み抜いて、警察官の試験を見事突破した前川さんのお話でした。悩み抜くことも必要な過程なのだなぁ、、、と感じさせられますね！
また次の進路体験記もお楽しみに～～