
「お前らのプレーは日替わり弁当だ」― 監督が放った、絶妙すぎる例えの記憶
昨日は「特選A5ランク和牛級」のスーパープレーを見せたかと思えば、今日は「賞味期限切れのたくあん」以下の大暴投。そんな、天国と地獄を往復する我々に対し、監督がボソッと放った一言が忘れられない。
「お前らのプレーは、まるで『日替わり弁当』だな。蓋を開けるまで、中身が『アタリ』か『ハズレ』か分からない。……今日はハズレの方だったか」
おかしい。僕らは甲子園を目指しているはずなのに、いつの間にかコンビニの棚に並んでいる気分になった。
一冊のノートから始まった、世界を巡る「夢の弾道」
始まりは、野球部の部室で手渡された一冊のノートでした。「自分の情熱を綴れ」という監督の言葉に、私は震える手で『甲子園出場』と書き込みました。
結果として、聖地の土を踏むことは叶いませんでした。しかし、あの時ノートに夢を刻み、他人に語る勇気を持ったことが、私の人生の羅針盤となったのです。
私の信条は「観る・感じる・考える・行動する」。情報の溢れる時代だからこそ、私は「一次情報」にこだわりました。これまでに4カ国を渡り歩き、5カ国の野球を肌で感じてきました。
なかでも忘れられないのは、メキシコ・ティファナでの挑戦です。目の当たりにした圧倒的なレベルの高さ。そこで私は「どうすればこの場所で戦えるか」を必死に考え、泥臭く行動し続けました。
すると奇跡が起きたのです。それまでホームランに全く縁がなかった私が、メジャーリーグ傘下トリプルAの組織であるメキシカンリーグ、その傘下『ノルテ・デ・メヒコ』のトレノス・デ・ティファナに身を置いていた時のこと、人生初となるホームランを放ちました。
あの日、母校のグラウンドでノートに夢を書いていなければ、この景色を見ることはなかったでしょう。100周年という節目に、後輩たちに伝えたい。夢を書き、動いた先に、想像を超える世界が待っています。
着火剤
『あの時、あの日があったからこそ、今の自分がある』。そう確信できる未来にするのは、他でもない皆さん自身の決断と行動力です。少しでも自らの可能性を感じるのなら、迷わずその全てを『行動』へと変えてください。
創立100周年、誠におめでとうございます。
一冊のノートに夢を綴ったあの日から、私の世界への挑戦は始まりました。母校で培った「観・感・考・動」という四つの軸は、私をメキシコの地へと導き、想像もしなかった景色を見せてくれました。
「あの日」に価値を与えるのは、これからの皆さんの決断と行動力です。自らの可能性を信じ、一次情報に触れ、泥臭く挑戦し続けてください。
次なる100年も、我が母校が世界を舞台に活躍する「挑戦者」を育む場所であり続けることを、切に願っております。
綴った夢は、時空を超える ――母校の部室からメキシカンリーグへの軌跡
宮城 敬吾さん
ローリングス ジャパン合同会社 勤務
関西外国語大学英米語学科 進学
1999年度 普通科 卒業
大阪市立茨田北小学校 出身